雨ニモマケズ ボウズニモマケズ ~北海道釣り日誌~

主に投げ釣りが好きで、北海道で色々な魚を狙っています。

群来を見てみたい~2022 ③

休みと群来の条件が合致したため偵察に行きます。

今回は釣り友のkeaton氏も一緒です。

 

3ヶ所に絞る

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適温である海水温5℃のところはありませんでしたが、4℃のところに絞り3ヶ所偵察しに行きます。

keton氏はドローンを持っているので期待大です。

夕方から入りましたが、まだ特に何も変わったところはないですね。

ただどこも凪で、実際見た感じも条件に近かったと思われます。

 

夜が更け、真夜中になっても何も起きず

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初の群来偵察のため、何を気にしたらいいのかもわからずただただ何も変わりなく時間だけが過ぎていきます。

実際、ドローンは夜には飛ばせないようで、夜が更けてからはただ群来を感じるしかありませんでした。

今回、移動もあることを考え釣り道具類全て持ってこなかったですが、キャップライトだけは必ずあったほうがいいです(;^ω^)

真っ暗で携帯の明かりだけが頼りでした。

 

時間ごとに海面を見ていたのですが、うっすら見える海面が白くなっているかどうか…なんてわかりません(笑)

 

ニシンがバシャバシャ跳ねるのか…そんな感じはしませんでした( ´艸`)

 

keton氏は明日仕事があるので、早めに帰宅となります。

 

夜が明けて、あの幻想的な…

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自分が見定めた3ヶ所では群来が起こってないような感じでした。

遠くで若干白く見えたりするが、群来かどうかがわからない。

近くに寄ろうとしてみるが、雪や立ち入り禁止の看板などがあり近づくことができません。

群来が起こると海鳥達が寄って卵を捕食するようだがそんな雰囲気もない。

予定もあったので8時ぐらいに家路に向かいました。

 

最後に

先のブログでも書きましたが、自分が見ていた場所の30km離れた小樽市銭函で2月12日㈯午前に群来は確認されました。

場所は違いましたが、この日積丹町から石狩近辺までは凪ており波の条件では満たしていたものと思われます。

銭函の海水温は2℃を示しておりましたが、もしかすると沿岸部はもう少し高い温度であったのかもしれません。

 

もう一つ思ったことは、大きな群来であれば波打ち際に近いところでも十分見れると思うのですが、群来が遠かったり小さかったりするとなかなか見つけにくいのではと感じました。

 

keton氏のドローン映像を見てみると、より広範囲にはっきり見えることができるので群来の撮影にはとても良いと思います。

また肉眼で見るには、高台の場所も観察場所として考える必要があることがわかりました。

 

以上のことを踏まえ、次のチャンスがあれば生かせればと思います。

 

 

 

 

群来を見てみたい~2022 ②

まず群来を予想すために、データを付けていくことにしました。

 

 

アプリ:Windy.appの活用

群来が起こる条件として

べた凪であること

海水温は5℃前後が適温であること

であることから、実際に群来が起こったことのある場所でのデータ取りを行っていきます。

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小樽市厩町岸壁 2月14日AM5:00現在の状況

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小樽市厩町岸壁 2月14日 1時間ごとにおける推移

以前、僕の釣り友であるketon氏から

「サーファーの方たちが使っているWindyというアプリが、釣り人にとっても使いやすい」

と聞き、その後ずっと使っています。

地図にポイントを定めると、波の大きさや海水温、風速や風向き、気温・天候など多くの情報がわかります。

過去の群来実績から、その時の波や海水温がわかるのかな?と思ったのですが、過去にさかのぼることができませんでした。有料バージョンではより詳しく、また過去8年の風の統計情報などわかるようです。

 

各場所を調べる

ということで、せっせと各場所のデータを付けていきます。

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2022年2月8日からの、各データ

波と海水温だけでいいのか?という疑問もあり、天候や風速、風向き、波周期と波の向きも記入してみることにしました。
当然、1日の波や風は時間により変化していきますが、群来が始まっていると考えられる午前0:00を基準としました。

 

群来の予想

Windyの1時間ごとにおける流れを見てみると、2/10㈭の昼頃だったでしょうか…波が0.3mほどになってきて、2/12㈯夕方ぐらいまで0.3m~0.4m前後を示しておりました。

また波の周期を見てみると、6s~4s(sは秒です)の間でありましたが、この時だけは2.7sほどと数値が明らかに違いました。

 

この波周期とは

「一つの波の山の頂上が通過してから次の波の山の頂上が来るまでの時間」

のことを表しています。

波の周期からはいろいろなことがわかるようで、5~6sでは近海で発生した低気圧によってできる風波の様で、1s~4sまでは非常に小さい波のようです。

 

以上のことから11日㈮夜から12日㈯朝方までにかけて群来が起こるのではないかと予想し、海水温が4℃前後を示しているところに向かうこととしました。

 

最後に

昨年から、群来を予想し釣り竿を持って行っていたのですがすべて空振りでした。

投げ釣りの帰りたまたま小樽によってみるとニシンが釣れていて、その時はタックル・仕掛けをもっていなく釣れたニシンをもらったりしてました(笑)

 

今回はもう少し精度を上げて向かったので、本当に起こるのではないかとドキドキしていたせいか、当日はなかなか仮眠することもできませんでした(;^ω^)

 

さてこの結果は次回書きたいと思います。

 

群来を見てみたい~2022 ①

いつかは、ニシンの産卵-群来-をこの目で見てみたいと思い調べてみました。

 

 

 

群来とは

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鰊(ニシン) 別名‐春告魚(はるつげうお)

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小樽市内で起きた群来

群来という言葉を調べてみると

「春、産卵のために鰊(ニシン)などの大群が海岸に押し寄せること」とあります。

その光景は、海岸部が乳白色に染まり、またその大きさは海岸線数kmに及ぶこともあるようです。

群来が撮影されると、北海道ではニュースとして報道されますね。

 

群来はいつ、どこで見れるのか?

主に確認されるのは1月後半から4月ぐらいまでの北海道日本海側で見られ、積丹半島から留萌近辺までの間で確認されることが多いようです。

これは人目に付きやすいということでもありますが、実際には日本海側だけでニシンが獲れているわけではありません。

太平洋側の苫小牧港でもニシンが釣れていたり、オホーツク海側の網走沖でもニシンが獲れたりしています。

 

群来の条件

産卵場所ですが、沿岸部の浅い地域で海藻が密生しているところで産卵します。

ニシンは先にオスがたくさんの精子で海中を満たし、それに促される様にメスが海藻に卵をこすりつけていきます。

その産卵は6時間ほどにも及ぶようです。

 

また1月2月の北海道日本海側は北西風が吹き、波が高い日も多いです。

群来が起きるときは、波が収まるほんの数日しかない凪の日に起こると言われています。

 

海水温の適温は5℃前後と言われておりますが、少しでも状況の良いときを狙って産卵しているものと思われます。

 

最後に

群来が始まると、沿岸部で起こるため釣竿を出せる場所だと入れ食い状態になります。

しかし、その時を予想することはとても難しく、釣れだした!入れ食いだ!群来が起きた!などの情報が入ってからでは、もう入る釣り場無いことなどもしばしばでした。

テレビ番組においても漁師さんは、「凪た日の2日目ぐらいに来たりするが、いつ群来が起きるのかわからない」と話してたので、本職の方でも難しいことなんだと思っておりました。

しかい群来の条件や年度ごとの起こった日を調べていくと、予想することができるのかな?と思い、データを取って付け合わせて行こうと考えました。

 

そんな群来をこの目で実際に見れれば嬉しいもんです(^^ゞ

 

補足

2022年2月12日に、小樽市銭函で群来が発生しました。

この日に起きると思い予想し出かけたのですが、場所が違いました(笑)

この件はまた改めてブログにできればと思います。

 

 

 

 

 

釣り好きな北海道民がブログを始めます

みなさん、はじめまして。

nemutinと申します。

おもに投げ釣りが好きで、魚の生態やエサ・仕掛けのこと、場所やポイントなど頭の中に駆け巡っていることを言葉に残せればと思い、ブログを始てみることにしました。

至らぬ点などあると思いますが、今後ともよろしくお願いいたします。

 

  • 自己紹介

北海道 札幌市に在住しております。

家族は、息子一人の三人家族であります。

  妻:テレビ好きなインドア派

 息子:中学2年生 スーパーマリオやコインゲームが好き

やはりそんなうちの家族は釣りに連れていかれたくないのか、行くのであればお好きにどうぞ!と、とても寛容です(笑)

 

  • 釣りとの出会い

小学5年生になり父親に初めて連れていかれたのが、イソメをエサにした投げ釣りでした。

「ホッケが釣れた~」

「それはホッケじゃなくてアブラコだよ」

秋口の石狩湾新港で夜が更け始めた時間に防波堤のテトラ越しで釣れたアブラコを持ちながら言われたことをとても鮮明に覚えています。

 

その後、父親のタックルを持ち出し、茨戸に行ってはミミズでフナやコイそして生涯外道として付きまとうウグイを釣り、またある日には同級生がナマズを釣ったこともありそのときはとても興奮しました。

 

また1時間自転車を走らせ石狩湾新港東ふ頭(防砂提立ち入り禁止フェンス前まで今は車で行けるが当時は海だった)まで行き、あの頃は堤防の真下でカワハギやウマヅラハギなども釣れたりしてました。

 

 

  • 大人になり久々の投げ釣りへ

中学生になるとすっかり釣りとは無縁の生活となり、高校大学在学中に釣りに行ったのは一度か2度ほどでしょうか。就職した後は、札幌から釧路、旭川に転勤となりました。

 

その旭川の地でふと…また釣りでもやってみようと想い、旭川のフィッシュランドでDAIWAのプライムサーム33号405と30号425とワゴンセールにある今となってはメーカーがわからないリールを買いました。

しかいいざやってみると、昔の柔らかいグラスロッドに慣れていた自分は30号以上の硬いカーボン竿では全くあたりわからず、投げれば右に飛んでいきとても難しく感じていました。

また横の人と絡んでしまうのが嫌で、思い切り振らずに投げてたと思います。

 

その後札幌転勤となり、ロックフィッシュやホッケのサビキ釣りにはまるが、たまたま一緒に行っていたバイト時代の先輩が投げ釣りオンリーで、余市でガヤを何度もかけたり、門別でカジカをかけたりしたのを横目で見ながら段々と投げ釣りの楽しさを思い出し、今に至ることとなります。

 

  • ブログの題名にて

せっかく釣りに行っても天気が悪かったり、ボーズだったり・・・

隣は釣れてるのに自分は釣れない(´;ω;`)

など、そんなときもあると思いますが、そんなことにもめげず次の釣行にいかしていければと思い、宮沢賢治の詩から拝借いたしました。

ちなみに「雨ニモマケズ」は無名だった宮沢賢治が亡くなった後に見つかった詩であり、今現在も人々を勇気づける詩であります。

このブログもそうなるのであれば本望?(笑)

 

釣れなかったのはエサなんだろうか…仕掛け?ポイント?外道ばかり?

そんなことを考えて次の釣行に生かすのもいいし、自然に触れて癒されたと思うのも良いかもしれません。

 

  • 最後に

コロナ禍で第六派が猛威を振るっております。

釣りに行く際は気をつけて行ってきてください。

今時期はワカサギやホッケ、チカなど釣れてる様でそろそろニシンの群来も始まるころでしょうか。

楽しい釣りになるような、ほんのちょっと為になるブログを目指して(^^ゞ

 

 

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当時買った DAIWA プライムサーフ
なぜいきなり硬い竿を買ったのか…
今となっては、現役です。